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Interviewインタビュー

Profile

水工・環境事業部 水工第3グループ
水工設計第2チーム
藤原 義明

大分工業高等専門学校 土木工学科卒業
2013年入社

Q1.現在の仕事内容

私たちのセクションは、河川の治水・利水・環境に関する計画・設計が専門です。社会環境と自然環境の調和、さらに「人が川に近づける」ような河道整備を念頭に企画・計画・設計を行っています。その対象は国土交通省九州地方整備局管内の河川のみならず、九州各県、さらには市町村が管轄する水系に及びます。日頃、私は現場で課題を抽出し、その解決策を考えます。その後、測量図面や環境調査結果を基に、河川改修計画や川づくり計画を立案します。また、発注者や地元住民の要望を確認した上で、CADを用いて詳細な図面をおこし、工事発注に必要な数量計算書を作成します。工事発注主である各行政機関の計画意図をくみ取りつつ、“河川のプロ”として河川改修事業を円滑に進めるために日々奔走しています。

Q2.入社したキッカケ

前職は、大分県内の建設コンサルタント会社でした。今でこそ河川の専門という肩書きで業務に深く携わっていますが、以前は道路や砂防に加え、海岸も手掛けていました。コンサルティング業務としては、前職も今も変わりはありません。ただ以前は、図面・数量を任される割合も多く、「計画論」の部分にウェイトを置けないところにやや物足りなさを感じていました。コンサルタントとしての今後を見据えるなかで、様々な設計を経験させてもらった分、そろそろ何かひとつの分野を深く追究していきたいと思っていた時期に家庭の事情も重なり、偶然当社の人員募集を知り入社しました。

Q3.仕事のやりがい
私たちの通常業務は、行政側の定期点検から浮上するインフラの諸問題に対処したり、以前からボトルネックになっている箇所の改修を行ったりするのですが、昨今はゲリラ豪雨に代表される災害対応の多さを実感しています。通常、設計業務は発注者によって月単位や年単位のように工期が決められる一方で、災害は待ったなし。通常業務と兼任する形で取り組む大分県中津・日田土木事務所管内の災害復旧(2018年1月時点)はまさにイレギュラーな対応です。つくづくインフラの遮断が地域生活に及ぼす影響の大きさを痛感する反面、仕事を通して社会貢献の一貫を担えることの自負もあります。携わるプロジェクトが試行錯誤を経て終了したときは大きな感動がありますし、永久構造物として後世に残るものをつくったという達成感を味わえることも仕事の醍醐味ですね。
Q4.会社の雰囲気
私は、周りの人に恵まれているなと思います。コンサルタントとしてのキャリアを積み重ねてきたとはいえ、入社後に水工の部署に配属され、初めて臨む業務は不安でいっぱいでした。業務規模はもちろん、業務内容も当社の方がはるかに専門性が高く、延長が長い設計を担当するのも不慣れでしたから。しかし、同僚をはじめ、経験豊富な先輩方がいろいろと知恵を貸してくださったり、知識的な部分を補ってくださいました。今も上司のアドバイスをもらう場面もありますが、膨大な業務実績やデータベース、資料も豊富な当社ですから、安心して仕事に集中できます。繰り返しになりますが、私の周囲は“河川のプロフェッショナルばかり。県内トップクラスの知恵が集まる環境で働けることは刺激ですね。
Q5.九州建設コンサルタントで働く魅力

一つのプロジェクトに平均で3~4人のチームで役割を担います。少数でたくさんの業務を担う分、特に年度変わり前の数カ月は、残業が多いのも実状です。そんな側面から、助け合いという点で、当社は部署内の連携が本当に強いと思います。また、同時に自分たちが提案し形になったインフラが社会に安心や安全を提供している点や、関係先からの感謝の言葉をいただくことの多い職場は、そう多くないと思います。いうまでもなくインフラは、生活に不可欠なものですし、この業種は継続的かつ安定的に仕事に取り組めます。個人的には、業界人としてだけでなく、一個人としての将来も描きやすいのかなと感じます。忙しい仕事ですが、土日の休みだけでなく、業績に応じた報酬を得られることも、私がモチベーションを維持できる理由かもしれません。

皆さまへのメッセージ

自分で計画に携わったものが、物や形になる嬉しさは、独特の達成感を得られます。
あなたも一緒にこの感動を分かち合いましょう!